水を漏れさせないための洗濯機用水栓
Q.洗濯をしないときは、水栓を常に開けっ放しにしていますか?
それとも
Q.洗濯をするたびに水栓を開けて、洗濯が終わった後は閉めますか?
あなたは、どっち派ですか?
私は、洗濯機を使うたびに水栓を開閉する癖を付けることが重要だと考えています。
ここからは、洗濯水栓を毎回開閉することの重要性について考えてみましょう。
水漏れのリスクを最小限に抑える為に洗濯水栓は定期的にチェックしよう
普段、何も問題がなく洗濯をしているときは、水栓を開けっ放しにしておく方が楽ですよね。
しかし、万が一、水漏れが起こってしまうと、家に甚大な被害をもたらすことになります。
例えば、マンションやアパートに住んでいる場合、下の階の住人に迷惑をかけることになる可能性があります。
家に帰ってきたら、家の中が水浸しになっていたらと思うと、ゾッとしませんか?
もし、水漏れが起きてしまった場合、補償や手間、ストレスなどの問題が発生します。
開閉するだけの些細なことですが、その大切さは天国と地獄ほど違うといえるのです。
1.水道の蛇口には、ずっと水圧がかかっているのはご存知ですか?
水栓には常時、水圧がかかっていて可動部分のゴムパッキンは常時の水圧に耐えられるように設計されていないため、外れる可能性があります。
2.日本は地震の頻度が高く、「地震大国」と呼ばれています。
そのため、地震によって洗濯機が転倒したり、接続ホースが外れて水漏れを引き起こすという危険性も考慮する必要があります。
3.洗濯機の接続ホースについて。
ホースの材質が劣化してしまっている場合や、外れ留めの防止ロックが外れてしまっている場合、水が漏れ続ける可能性があります。
4.洗濯機水栓を長時間開けっ放しにすると・・・
水圧が常にかかっているため、洗濯機自体が劣化しやすくなると聞いたことがあります。
洗濯水栓は使用後に必ず閉めよう
残念ながら、形ある物は壊れるというリスクがつきものです。
そして、水漏れや水害などの危機的状況に陥らないように、洗濯水栓を使用後はきちんと閉めるクセを付けることが大切です。
水栓の閉め方の注意点
長期間、開けっ放しにしていた水栓を閉めようとしたところ、ゴムパッキンが固くなって固着しているケースが多いです。
よくあるのは、ハンドルを無理やり閉めてしまうことにより、可動部分のゴムパッキンから水漏れが起こってしまうことです。
その場合は水栓可動部分のパッキンを交換する必要があります。
また、この作業を行う前に止水栓を閉めて水を止めることも必要な作業です。
人為的な水漏れを予防するため、作業の際には入念に確認しましょう。
新時代の洗濯水栓は自動ストップ機能付きで楽に管理できる
では実際に交換してみます。
DIYの道具であるモンキーなどを使えば簡単に交換することができちゃいます。
最新の洗濯機用水栓には、高度な機能が搭載されています。
たとえ、ホースが外れてしまっても、水が勝手に出てしまうことを防止するために止水機能が備わっています。
しかしながら、これは単なる予防策にすぎず、本来の使い方は、洗濯機を使用するときに開けて使用後は閉めることを強くおすすめします。
階下への水漏れ事例|迫り来る水の脅威
洗濯水栓には直接関係しませんが、うっかりミスによる水漏れ事例をご紹介します。
水漏れや雨漏れなど、水に関する問題は建物にとって大きな敵となります。
普段から注意して生活することで快適な居住環境を保てるように心がけることが大切です。
アパートに住むSさんは、洗面所の蛇口をひねっても水が出ないため、気に留めながらも水栓を開けたまま出勤しました。
蛇口をひねっても水が出なかった原因は、冬の厳しい寒さによる水道管の凍結でした。
Sさんが住んでいたアパートは非常に古く、水道管の保温処置が不十分だったため、凍結しやすかったのです。
しかし、実際のところは、水道を放置したまま出かけたことが最も被害を拡大させた原因でした。
日中になって気温が上昇し始めた頃、水が少しずつ出始め、やがて勢いよく噴出!!
そのとき、Sさんの家には誰もいなかったため、水害に気づくことができませんでした。
Sさんは掃除が苦手で、洗面台の排水溝もゴミだらけ、水漏れが始まってからそれほど時間が経たないうちに、洗面台から水が溢れ出し始めました。
不幸なことに、Sさんの軽率さが、階下に住む方に深刻な水漏れ被害を引き起こしてしまたのです。
Sさんの階下に住む方は、階上から聞こえる異音に気づき洗面所に行って見ると、そこから水が滲み出ていて、まるで天井から雨が降っているかのような酷い状況だったそうです。
そして、すぐに水道のメーターを止めましたが、時すでに遅し・・・
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