今年も台風1号が発生しましたね。
これからの季節、日本に被害をもたらす自然災害の一つ【台風】。
近年、世界各地で異常気象が増え、スーパー台風の日本上陸リスクも増加傾向にあるようです。
普段の雨風では問題なくても、台風の驚異的な雨風だとリスクが高まります。
被害を出来るだけ少なくするためにも台風に備えてセルフチェックをしましょう!
台風シーズン前のチェックリスト
屋根
✅欠け、割れ、ひび割れなどの破損やズレはないか。
地上から目視程度に留めます。実際に屋根に上がると危険ですのでお任せください。
※瓦屋根は特にご注意:2018年の台風21号で最も多く被害を受けた屋根が瓦屋根です。
外壁やブロック塀
✅クラックや傾きがないか。
外壁は台風の影響を受けやすいです。
クラック(ひび割れ)、チョーキング現象(壁を手で触ると粉がつく状態)が現れたら台風襲来前にご連絡を。
✅ブロックの腐食、ぐらつき、クラックがないか。
第3期耐震改修促進計画 危険ブロック塀等撤去補助金制度などをうまく利用し、経年劣化した危険なブロック塀を減らしましょう。
※詳細は、お住まいの各市町村にお問い合わせください。
雨樋・網戸・窓
✅本体、接続部分共にしっかり固定できているか。
※写真のように、落葉やどんぐりがたっぷり気味で放置したまま台風がくると雨水が適切に排水されず最悪、家屋への影響も…要注意です。
✅網戸、窓の外れ止めは正しく装着されているか。
動作確認も合わせてチェック★
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ガーデニング用品や掃除道具、その他の物
✅うっかり出しっぱなしになっていないか再度確認。
鉢は屋内に入れるのがベストですが、入れられない場合は風が当たらない場所に移動させるか、紐で近くの建造物に固定します。
その他に、遊具や自転車、犬小屋なども避難させておくと安心ですね。
台風が去った後も被害チェックを!
やっとスーパー台風が通過して避難勧告が解除されたら・・・
✅屋根瓦が歪み、ズレて雨水が入りやすい状態になっていないか、近隣に飛散していないか
✅外壁にクラックが入ってないか
✅飛散物が窓ガラスにぶつかって傷やひびが入ってないか
✅雨樋の歪み、外れやブロック塀の倒壊・ぐらつきなど確認
✅その他にも、天井や天井裏、床下などご自身では確認できない箇所、危険が伴う場合はお問い合わせください。
最後に
気象庁が毎年発表している台風シーズンは7月~10月です。
シーズン中は台風の接近・通過に伴い様々な被害が予測され、毎年、屋根の修理や雨漏りや浸水など沢山のご相談を頂きます。
日本は自然的条件から様々な災害が発生しやすい特性があり、自然的条件(太平洋高気圧や偏西風の影響を受ける為)の関係で台風が必ず上陸します。
そんな日本に住んでいる以上、対策は必要不可欠なのです。
皆様にとってこの記事が防災・減災を考えるきっかけになると幸いです。
台風対策、台風の後の片付けなど、生活でのお困りごと何でもご相談ください。