ご家族が住んでたいた家に引っ越すので、入居前にリフォームをしたいとご相談を頂きました。
通常のリフォームの予定がなんと、施工ミスと手抜き工事、更に水漏れで床下がプール状態だったことを発見したお手柄なお話しです。
建築士の長年の経験と勘が見つけた施工不良。
リフォームのご相談を頂き、早速そのお宅へ建築士が行ってみると違和感が…
それとも基礎から水が浸入してる?
試しにお風呂に水を張り溢れさせてみたところ、床下にぽたぽたと漏れが発覚しました。
施工ミスが発覚したら保証は効くのか?
10年前に建築した某メーカーの①施工ミスと②手抜き工事で床下が水浸しになっていました。
①まず点検口の取り付け施工ミス
②通常の長いドライバーが入らないので、斜めって締めたビスが緩んだままの手抜き工事
短いドライバーでしっかりビスを締めることはできますが、大変残念なことに新築から既に10年経過していますので保証は効かないのです。
そして、10年間ぽたぽたと積りに積もった水は床下をプール状態にしてました。
こちらが実際の床下の動画です。
施工ミスが発覚する前のご依頼主様の意向は売却でしたが、お値段や日程などご希望に沿う施工プランをご提案させて頂き、リフォームの運びとなりました。
念の為、同じメーカーさんで同時期に建築したお隣様の床下も拝見しましたが、特に問題はありませんでした。
確認しながら作業を進めることの重要性
施工ミスや手抜き工事は、時間や予算の制約、技術不足や経験の浅さなど様々な要因が組み合わさることで発生しやすくなり、その結果、建物や施設の耐久性を低下させ、修繕やメンテナンスのコストを増加させるだけでなく、居住者の安全を脅かすのです。
我が家のトイレも施工ミスに気付かず、トラブルが続き15年経ってやっと判明しましたが、私は、施工業者や関係者の意識やモラルの問題だと思っています。
だからこそ弊社では、十分な意識を持ち、適切な対策や監督体制を整え、技術力の向上や施工品質の確保に取り組むことを重要視しているので、安心してご依頼いただけます。
話は戻りますが、今回の対処法です。
まずは、点検口の蓋を再注文し、しっかり蓋をします。
そして、今ある水を水中ポンプですべて排水し、自然とサーキュレーターで乾燥させます。
違和感があった湿気だらけのフローリングも張替えました。
その後、再チェックさせて頂きましたが、漏れもなくとても快適にお過ごしです。
定期的な床下点検を行う事で、家屋の状態が把握でき、耐震性を保たせることが出来ます。
吉ねこ佑友は、見えないところは写真で一緒に確認しご納得頂いてからの着工となりますので安心してご相談ください。
大切な基礎に大きな問題が起きる前に。
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