男のあこがれガレージの完成です。(前編)
家を建てる段階で予算取りをして、ローンを組むと思いますが外溝工事は建設段階の最終地点で予想外な出費やほかの部分への資金流出等により
外溝にお金が回りませんでした。・・・なんてことも当たり前にある中きちんとした資金管理のもとお施主様の夢であったガレージ建設に(株)吉ねこ佑友が携わらせていただくことができました。
お施主様には感謝です。
株式会社吉ねこ佑友の施工実績のご紹介も合わせて工程の詳細を細かくご説明させていただきます。
着工前の事前調査のチェックポイント
建物もガレージも不動産になりますので、一度建設したら簡単に動かすことができませんから、事前の位置計画・高さ計画・建基準法上の適正チェック等後々後悔しないためにお施主様との御打合せも含めて、事前準備が一番重要だと言っても過言ではありません。
お施主様の希望と実際の施工の可能性及び不具合の発生があれば、その提案等が必要になります。
・建築法規上の確認を行います。
隣地及び道路境界等の距離制限等不備があれば建築すらできません。
建築基準法上、建築物を増築する場合 増築部分の延べ面積が10㎡以内であれば建築確認が不要となる場合があります。
敷地内の増築(物置やガレージでも10㎡以上の延べ床面積があれば確認申請が必要ということになります。
10m2ってどれくらいの広さになるの?
簡単に言うと6畳間より大きいと確認申請が必要ってこと!
関東間の6帖 2.73m*3.64m=9.9372m2 ということで、確認申請が基本的に必要ない面積は6畳までとなります。
昔良く流行っていたいた6畳のプレファブ小屋良く見かけませんだしたか?確認申請が必要なく建てられるため子供の部屋に増築することが流行ったことがあります。
例えばこんな感じ
昔よくありましたよね
10m2以上の物置・ガレージは確認申請が必要?
ガレージでも2台駐車可能なタイプであれば10㎡以上は間違いなくあります。物置も大型のタイプであれば10㎡以上のものいっぱいあります。
現実問題として、2台以上駐車可能なガレージを設置しても、確認申請の話すら出ていないというのが現実ではないでしょうか?
法規上は、10m2以上の建物というだけではなく、容積率や建蔽率などの検討やその他もろもろ検討が必要なのです。
ガレージくらいでわざわざ確認申請なんて出すことが無いのが現実かもしれませんが・・・
今回のガレージ建設では確認申請します。
2台駐車できるガレージになりますので、間違いなく10m2以上の床面積になります。 実際40m2になりますので床面積からしたら間違いなく確認申請が必須です。
適正な手順を踏んで、適正に工事を進めていきます。当たり前のことが当たり前に出来る 案外難しいことなんです。
施工手順の説明
ガレージとはいえ不動産になります。一度建ててしまうと動かすことが困難になります。着工前の事前調査も重要なチェックポイントになります。
1.事前調査
2.確認申請業務
3.許可後、申請に基いた位置出し・高さ確認
4.基礎工事(土工事・鉄筋工事・型枠工事・コンクリート工事・埋め戻し工事)
5.建方工事(ガレージの組立工事)
6.土間工事
7.完成 ざっとこんな感じです。
それでは細かく説明していきましょう。
事前調査
・まずはお施主様の要望をヒヤリングしていきます。
・お施主様の希望はガレージの中の土間はフラットが良い。(水勾配無し)
後々ガレージ内に雨水が侵入しないか?要検討
・ガレージ前の土間も急こう配にならないように高さを決めてほしい。
既存建物と前面道路との高さ関係の整合性の確認
ガレージと新築の建物では高低差が40cm程度ありますから、高さ計画は緻密に
細かな位置配置関係・高さ関係等を確認していきます。
一番気を遣うところです。('◇')ゞ
しっかりとした事前計画に基づき法規チェックも同時進行で行い配置計画・高さ計画において法的に問題なければ、確認申請業務に進みます。
確認申請業務及び位置出し
書類・図面をまとめて申請を提出します。
役所にて審査期間を経て申請後約10日位にて確認済証が発行されました。
配置の確認段階で地縄を張ります。位置のイメージをお施主様に把握してもらうためです。
基礎工事
配置・高さの確認が完了後、基礎の掘削工事が始まります。
図面に基づき地面を既定の高さまで掘り下げます。ここでも基準点から掘り下げ高さを随時確認していきます。
砕石を敷き並べて転圧機にて転圧後高さを再度確認します。
砕石地業の後、型枠を組み捨てコンクリート打設後に基礎配筋工事に進むために墨出し(位置出し作業)に進みます。決められた位置に正確に基礎を施工するために1ミリ単位の精度を有する位置を出します。初期の段階から狂うと後々大変なことになりますので、ここは慎重に作業を進めていきます。
憧れのガレージ 前編はここまで
次回の後編は、基礎の配筋工事からの作業内容を紹介したいと思いますので、お楽しみにしてください。
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