8月に入り熱気と湿気が増し、いよいよ夏本番、蚊が産卵のため大量に血を吸う季節です。
蚊は、人や動物から血液を吸うと同時に自分の唾液を注入してるんです。
この唾液には、皮膚に刺激を与える成分が含まれていて、かゆみや腫れなどの症状を引き起こし、蚊によるアレルギーは最悪の場合、命に関わることもあります。
本記事では、蚊による感染症の恐怖と網戸の重要性について詳しくご紹介します。
蚊媒介感染症|特に注意したいのは日本脳炎
蚊には蚊自体に殺傷能力あるわけではなく、蚊がいろんな病原体を媒介して感染症が広がり、それが原因で人々にダメージを与えるのです。
代表的な感染症は、日本脳炎・マラリア・デング熱(デング出血熱)・ウエストナイル熱・ジカウイルス感染症・チングニア熱・黄熱がありますが、主にこれらは熱帯、亜熱帯地域で流行していて、日本国内では日本脳炎以外の蚊媒介感染症は海外からの輸入感染症としていますが、デング熱は2014年に国内感染例が報告されているのでリスクがあることは確かです。
日本脳炎について
日本脳炎は、主にコガタアカイエカという蚊によって媒介されるウイルス感染症で、東アジア・南アジア地域で広く見られ国内でも感染例が報告されています。
日本脳炎のウイルスに感染した蚊に刺されると、脳炎の発症率は感染者100~1,000人に1人程度。10万人刺されたら発症するのは2人以下。年間10人程度です。
ですが、回復者の多くに重篤な後遺症が残り、2割~4割の方が死亡するので刺されないように注意するにこしたことはないです。
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次章では、そんな蚊媒介感染症から守ってくれる網戸について、網戸の重要性をご紹介します。
感染症リスク大幅減|網戸の重要性と正しい開け方
ここからは、網戸の寿命や網戸の開け方についてわかりやすく丁寧に解説していきます。
蚊が多い季節になると、網戸を閉めて室内に入らないように守りますよね。
網戸は、室内に虫(蚊)を入れずに換気ができる便利なアイテムですが、正しい方法で網戸を使用しないと本来室内に入ってこないはずの虫(蚊)が入ってきます。
虫の侵入を防ぐには、網戸と本体フレームをしっかりと密着させ、隙間を作らないようにすることです。
網戸の正しい開け方
一般的によく使われている網戸は使い勝手の良い引き違いタイプです。
このタイプの正しい開け方は、外に向かって右側に配置させることです。
もし、逆に網戸を左側に設置して窓を右側に開けてしまうと、網戸と窓の間に隙間ができてそこから虫が侵入してきます。
正しい使い方をすることで網戸がしっかりと閉まり虫(蚊)が室内に入り込むことを防げます。
それでも虫(蚊)が入ってくる場合は?
チェックポイント
- 寿命の5~10年を過ぎている
- 網目が虫(蚊)より大きい
- 劣化してよれている
- 破れている
上記に該当し、修理や交換が必要な場合は、蚊がでる前に対処してくださいね。
網戸のDIY修理でよく起こる失敗と対策
網戸をDIYで張替え修理することは出来ますが、低難易度でも手間がかかり結構大変です。
まずは、充分なスペースの確保…焼き付けるような日差しの中、屋外では危険なので、室内でこれだけのスペースを確保するのはちょっと困難かも?
次に専用の道具を買い揃える…DIYなので自由ですが、一般的なDIYでは使用しない専用の道具が多いので新たに購入が必要。
そして技術的な問題として…
・うまくカットしないと新しい網を傷つけてしまう
・強く引っ張りすぎるとフレームが歪む…力加減重要
・一人では難しい作業がある…サポートしてもらう必要がある
・的確な部品のチョイスが難しい…家によって若干サイズが異なる
・DIY自体に慣れていないと予想以上の体力とトータルの時間がかかる
・失敗すると余計な出費がでる
以上のリスクを考えると最初からご相談して頂いた方が良い場合もあります。
以上のように、蚊が増える季節に備えて網戸の整備を行うことで、快適な空間を保つことができます。
しっかりと準備をして、蚊から守られた暮らしを送りたいですね。
網戸でお困りの方は、吉ねこ佑友にご相談ください。