お家丸ごと1件お片付けですか。
お家丸ごと1件片付けをする場合どこから手を付けていきましょうか?
弊社に片付けのご依頼を頂くお客様も最初はご自身で片付けの分別作業を始めるのですが、
これは燃えるゴミかな?
燃えないゴミかな?
あれ!
懐かしい写真が出てきたぞ!
昔使っていたノートだ!
懐かしいなぁ・・・・
片付けるどころか懐かしい思い出に浸ってしまい貴重な一日があっという間に過ぎ去り片付けどころではなくなってしまったというお話を良くお聞きします。
今・学生のコンビニのバイトでも時給900円くらいが一般的ですね 1日8時間働いて7800円ですか 学生にとってはうれしい報酬ですね!
しかし家族を養う大黒柱であるお父さんやおかあさんではそうはいきません。
お父さん・お母さんが働けば1日1万円~以上は人件費が発生します。
ご自身で片付けると直接的な費用が発生しないので安く片付けが終わったと勘違いしてしまいます。
ここで弊社に勤務する前の私の実体験をお話したいと思います。
過去に義母の実家をすべて片づけたらとんでもないことになった
私も昔、1人暮らしの義母の家を丸ごと片付けなければならない事案が発生して
片付け業者に見積もりを取った所だいたい25万~35万くらいかかると言われて、
正直『高いなぁ』と思いました。
じゃあ自分たちで片付けようということになったのですがいまだに苦い思い出になっています。
その時かかった日数をざっくり計算してみました。作業ができるのは仕事をしていましたので日曜日限定です。
またトラックを持っていなかったので、市営の清掃センターに持ち込むためにその日は会社を休まなければなりません。
まずは分別作業です。
燃えるゴミ・燃えないゴミ・木材・ガラス・瓶・絨毯・家具等の大型粗大ごみ・金属類などなど分別作業だけで大変です。
最初は、分別作業に苦戦しました。ボールペンは可燃ゴミ?不燃ごみ?
カレンダーについている金具ついたままで捨てられるの?
日常何気なく使用している日用品の中には多種多様な素材を組み合わせた商品が存在しています。
片付けしながらそれらを瞬時に判断して分別していくのはやはり大変な作業です。
また片付け作業に付きまとうこととして家具の奥の埃や虫の死骸・家具の奥の方に落ちてしまった賞味期限がかなり過ぎたお菓子などなど
思い返してみると、ホコリまみれのところに良く住んでいたなという事が結構驚かされます。
分別作業だけで2人7週間 1カ月半以上
かかりました。
そして分別したゴミを清掃センターにトラックをかりて搬入です。
この搬入の作業も3往復くらいかかり結局丸々1日はかかった計算になります。
白物家電はメーカーと品番をすべて調べてから郵便局でリサイクル券を購入して指定場所へ搬入しなければなりません。
そのためもう一日トラックをかりることになってしまいました。
それと冷蔵庫や洗濯機・テレビなどトラックまで運搬するために力のある男の助っ人を依頼しなければなりませんでした。
わざわざ来てもらうので日当と昼食代の負担もあります。
のちのち俺が手伝ってあげたから安く済んだでしょう? なんて2~3年くらい永遠といわれて苦痛を感じたことを今でも思い出します。
結果 片付けにかかった約2カ月の期間体は疲労困憊
夫婦けんかも夏の台風並みに頻繁に発生・・・!
大体自分たちで片付けた費用が出たので発表したいと思います。
2人が日曜のたびに通う事7回×2=14回 1日1万円と仮定して14万
実家へ通うための交通費・燃料代 約1万5千円
トラックのレンタル代 1日×2回(満タン返却) 1万5千円 ×2回 3万円
冷蔵庫の運搬時の知り合いへの日当と昼食代+燃料代 約1万5千円
冷蔵庫を運ぶために本業を休んだ日当分(2日分) 約2万円
リサイクル券の購入 はっきりと覚えてはいませんが約2万円くらいかかったと思います。
清掃センターへのゴミ処理費 こちらもはっきりは覚えていませんが3万円くらいかかったと思います。
休みが無いことの夫婦喧嘩の大量発生費 こちらはプライスレス ですので 一番気苦労したかもしれません。
トータルでなんと約27万円です。仮に人件費が発生していないですが、かなりの疲労と心労は14万程度浮いたからと言って賄えるものではありません。
結果的に業者さんへ依頼しておけば、1日2日ですべて綺麗に完了していたことを考えると
自分の判断は間違っていたのかもしれないという結論に至ったというお話でした。
良く、親戚一同が軽トラに乗って手伝いに来てくれるということをお客様からお聞きすることがあります。
が・・・よく考えてみると自分と同じ間違いはして欲しくないなという思いから専門業者に依頼することをお勧めしています。