以前、桐生市の私有地に大量の産廃物が山積みになっている問題を取り上げました。
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そして、今回はその私有地から約3km付近にある みどり市高津戸狭の道路脇斜面に不法投棄され続けている問題と不法投棄が人体に及ぼす影響についてご紹介します。
では詳しくみていきましょう。
先読み
- みどり市|ダンプ13杯分のごみをボランティア活動で除去
- 不法投棄が人体・環境・社会に及ぼす影響は甚大
- 投棄物もまた犠牲者である
撤去したごみの量はなんとダンプ13杯分以上
以前より、不法投棄され続けていた高津戸狭脇斜面。
今回、地元の方々からの協力や同協会桐生支部からの申し出により、地権者の呼びかけに応じて撤去作業を行いました。
2023年3月18日 作業当日は、雨の中、産廃事業社など12社から25名、市の職員10名、そして桐生署員も立ち合い、これだけの方が撤去作業に協力。
このような多数の方々が集まったことは、作業に必要な人員を確保するという点で非常に有意義であり、また社会貢献活動の一環としても素晴らしいことですよね。
崖に不法投棄されていたタンスやソファ、布団、洗濯機など2tダンプ10杯分をクレーンを装備した4tユニック車で引き上げ、また翌日3月19日には、地元住民の方々28人が参加し2トラック3杯分のごみを拾い集めました。
地権者の親族の方は『こんな大量に不法投棄されているとは思わなかった。』とごみの量に驚き、『大きく重い家電や家具を崖に投棄されると、どうにもならない、ボランティアの方には感謝している』とお話ししています。
今後は、監視カメラを設置し地域の力で監視の目を光らせ、みどり市としても警戒を強化していく予定とのことです。
弊社も主に不用品回収処分を行っているため、処分費がどれだけ大きな打撃になるか理解しています。
しかしながら、不法投棄という犯罪行為を行ってはならないし許すこともできません。
次章にて、不法投棄が及ぼす影響について詳しくご説明いたします。
【想像を絶する恐怖】不法投棄がもたらす影響
不法投棄は、私たちが知る以上の多くの問題を引き起こす可能性があり、それは環境だけでなく、経済的および社会的影響も及ぼすことがあります。
本章では、不法投棄の影響について人体・環境・地域社会の3つに分けて詳しく解説します。
不法投棄とは?
まず、不法投棄に関する明確な定義はないのです。
ですが、一般的には、道路や他人の敷地、山林などへごみを捨てる行為、定められた場所以外に物を捨てる行為を不法投棄といいます。
本記事では、主に産業廃棄物を適正に処理せず指定場所以外への投棄のことを指します。
不法投棄のよる重篤な人体への影響
地下水に混入する有害物質で食中毒の可能性
廃棄物処理施設などで処理される前に土壌や地下水など、その地域で消費される飲料水などに混入することにより食中毒の病気を引き起こす危険性があります。
この結果、汚染水を飲み、汚染水を採水して調理することで病原体が体内に入り込んで急性または慢性の病気を発症させたり、生殖機能障害や胎児の健康に影響を及ぼす事が考えられるのです。
更に、汚染物質が土壌に浸透し植物に吸収されると食物連鎖を経由して人体に吸収される可能性もあるのです。
コロナより怖い!?呼吸器系疾患などの発症リスク
不法投棄された廃棄物から空気中へ毒素物質などの汚染物が放出されることにより周囲の空気を汚染、その汚染された空気を吸い込むことによって、慢性的な疾患や呼吸器疾患の発症リスクが上昇します。
また、特定の癌を含む慢性疾患の発症リスクの上昇や呼吸器疾患の増加、更に、腎機能障害や免疫系異常などの場合は感染症にかかりやすくなるリスクがあるなど身体的な健康被害が報告されています。
以上のように、不法投棄により放出される汚染物質によって身体への直接的な影響があるため、致死率が増加する可能性があることが考えられます。
したがって、違法投棄は健康や生活環境に悪影響を及ぼすことがあるため、積極的に防止する必要があります。
不法投棄の災禍|自然環境へのダメージ
不法投棄物に含まれる有害物質や化学物質が環境に悪影響を与えます。
特に、多くの場合不法投棄される家庭で使用されている薬品やバッテリー、電化製品などは、重金属や有害物質を含む可能性が高く、人体や動物に害を及ぼすことが大いにあり、それらが空気、水、土壌に放出され、流入したり拡散したりすることによってダメージとなります。
また、不法投棄による環境破壊は、問題を引き起こすだけでなく解決するために莫大な費用が必要になり、これは破壊された地域の修復や清掃、汚染された水や空気の浄化、健康被害の費用などが含まれます。
そのため、不法投棄は、地域の景観や観光業を損ない、地域経済にも悪影響を与える可能性があります。
その他にも、健康な環境を維持する為に私たちが行う活動を妨げるだけでなく、鳥類や動物などの生態系にも影響を及ぼします。
特に、湖や河川などに不法投棄物が放出されると、水源の汚染や生物の住処の変化などが起こり、水生生物や植物に大きな影響を与え、不法投棄物が積み上げられたり堆積したりすると、自然環境を優れた状態から大きく変化させる可能性があるのです。
例えば、山岳地帯に不法投棄物が積み上げられると、地形が変化し土壌が悪化、自然環境の平衡や生態系が失われる可能性があるのです。
ですから不法投棄は、自然環境を害する一大災禍と言えます。
不法投棄の罠|社会経済への悪影響
不法投棄は、地域社会経済にも深刻な影響を及ぼします。
不法投棄をされると、土地を拡大するために森林を伐採するなどの問題が発生、
不法投棄者が社会保障を受けることを拒否するなど、政府による財政的負担も増大、
不法投棄を受け入れる地域の住民は、犯罪や衛生上の問題などにも直面することになり、結果として社会経済的な影響を受けることになります。
今回の高津戸橋脇斜面不法投棄がその典型例ですね。
また、不法投棄者は、労働市場で競争力のない労働力を提供している為、社会保障制度を悪用する可能性があります。
不法投棄を行う人は、周りの人々に迷惑をかけるばかりでなく、法律を犯し、罰則が科される可能性があります。
また、不法投棄を見つけた人々は、環境保護のために時間や労力を費やす必要があり、社会的な問題となります。
以上のように、不法投棄は環境だけでなく、経済的および社会的影響も及ぼすことがあるため、重大な問題であると言えます。
不法投棄された物たちが呼び求めている救済
不法投棄された物たちも犠牲者なのではないでしょうか。
環境保護を目的とした政府の規制や関連法規により、救済されていくことを強く望んでいると思うのです。
資源化に取り組むことで、投棄物を加工し、投棄物を素材とした製品への転換など再利用や再生可能な材料に変換する技術を開発することで投棄物を資源として活用できるように国を超えて取り組みを行っています。
不法投棄物の問題を解決するためには、まだまだ多くの取り組みが必要となりますが、それらの取り組みを行うためには自分の命をかけて行われる英雄的な行為が必要となるのではないでしょうか。
不法投棄物の解決に向けて私たち一人一人ができることを積極的に行い、自分の命をかけて救う不法投棄物を最小限に抑える必要があります。
上記を踏まえ、安心して任せられる業者に依頼する事はあなた自身が不法投棄しない事に繋がります。
安心と信頼なら正規産廃処理許可を持った吉ねこ佑友にご用命ください。